独技術開発会社のリュッカー(ヴィースバーデン)が3月28日発表した2011年通期決算の最終利益は613万ユーロとなり、前年の475万ユーロから29%増加した。国内を中心に全部門で受注が増加したほか、さきの業績悪化を受けて導入した業務効率化策が効果を発揮し、収益を押し上げた。本業のもうけを示す営業利益(EBITベース)は22.8%増の995万ユーロ、売上高は15.8%増の1億5,100万ユーロに拡大した。
\地域別売上高成長率では国内が22.2%と大きく伸びた一方、国外は5.6%にとどまった。売上高全体に占める国内の割合は65%だった。
\主要顧客の市場動向に関しては、今年の自動車の世界販売は11年並みの6,120万台、航空旅客輸送需要は11年比4%増を見込んでいる。
\