フライブルグ材料研究センター、レモンからバイオプラスチックを開発

フライブルグ材料研究センター(FMF)とフライブルグ大学高分子成分化学研究所のロルフ・ミュルハウプト教授を中心とする研究チームはこのほど、レモンと空気中のガスや酸素、二酸化炭素からバイオプラスチックを製造する技術を開発した。同プロジェクトはフォルクスワーゲン(VW)と共同で実施したもので、研究成果は英専門誌『グリーンケミストリー 2012』に掲載されている。開発したのは、溶剤を使わずにレモン酸と二酸化炭素を結合させ、アミンで硬化させる方法で、アミンもレモンから抽出した。同方法では、硬化させる際に発生するポリウレタンにも毒性がないという。また、このような方法で製造されたバイオプラスチックは、内装や外装材のほか、断熱材やコーティング剤、接着剤などにも使用できるとしている。

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