非営利団体のデジタルラジオ・モンディエール(DRM)はこのほど開いた会員総会で、蘭半導体大手のNXPとデジタルラジオ関連製品メーカーの英フロンティア・シリコンを理事会メンバーに選出した。
\DRMは狭帯域の周波数(ナローバンド)を用いたデジタル放送の規格で、高音質の放送を楽しめる。また、ラジオ放送のほか、文字情報やビデオなどもデジタル信号で伝送できる。
\車載インフォテインメント向けの半導体開発を得意とするNXPは10年以上前からDRMに加盟している。同社は先ごろDRM機能を組み込んだマルチスタンダードCPU「SAF356X」を発表した。同CPUは世界のデジタルラジオ放送規格であるHDラジオ、DAB/DAB+/T-DMB、DRMの3つにすべて対応している。
\