ブレーキシステム大手の伊ブレンボが14日発表した2012年1-3月期決算は、純利益が前年同期比87.3％増の2,110万ユーロに拡大した。安全システム部門を除くすべての部門が好調で、売上高は前年同期比12.1％増の3億4,990万ユーロ、利払い・税・償却前利益（EBITDA）は同11.5％増の4,290万ユーロとなった。
\売上高を部門別で見ると、主力の乗用車部門が前年同期比13.3％増の2億1,810万ユーロ、商用車部門は10.5％増の5,140万ユーロ、自動二輪車部門は9.9％増の4,050万ユーロ、レーシング部門は14.1％増の3,110万ユーロ、安全システム部門は6.0％減の690万ユーロとなっている。
\国別売上高は、イタリアが0.6％増の5,740万ユーロ、ドイツが18.8％増の7,950万ユーロ、英国が36.1％増の2,720万ユーロ、フランスが29％増の2,010万ユーロ、その他の欧州連合（EU）加盟国が6.0％減の4,380万ユーロ、インドが10.7％増の970万ユーロ、中国が20.7％減の1,110万ユーロ、日本が7.1％増の580万ユーロ、その他のアジア諸国が68.4％増の280万ユーロ、ブラジルが7.7％減の7,060万ユーロ、北米とメキシコが23.6％増の7,060万ユーロ、その他が319.1％増の530万ユーロだった。
\ブレンボのボンバッセイ会長は今後について、「技術革新、品質、研究開発、生産能力への投資と新規市場でのプレゼンス強化によって成長路線を継続していく」とコメントしている。
\
