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2012/6/8

一般・技術・その他 (旧)

ボルボなど参加の車群走行システム、スペインで公道試験

この記事の要約

スウェーデンのボルボ・カー・コーポレーションは5月28日、同社が参加する欧州の追従車群走行システムの開発・実験プロジェクト「SARTRE (Safe Road Trains for Environment) 」がスペイン […]

スウェーデンのボルボ・カー・コーポレーションは5月28日、同社が参加する欧州の追従車群走行システムの開発・実験プロジェクト「SARTRE (Safe Road Trains for Environment) 」がスペインで初の公道試験を実施したと発表した。

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追従車群走行(プラトゥーニング走行)は、先行車両に後続車両が追従する形で自動運転を行い、複数台の車両が一群となって走行するもの。車間距離を小さくすることによる道路容量の増加や空気抵抗の減少による燃費向上、渋滞緩和、交通事故の減少などの効果がもたらされると期待されている。

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今回の走行試験は、ボルボXC60、V60、S60と1台のトラックから構成された隊列がスペイン・バルセロナ郊外の一般車両が走る高速道路で実施された。ボルボでSARTREのプロジェクトマネージャーを務めるワールストローム氏は、「1日で200キロメートル走行した。実験は成功で、とても喜んでいる」とコメントした。

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SARTREプロジェクトは、EUの第7次研究枠組み計画(FP7)の一環として2009年9月に発足。英国の技術開発会社リカルドが主導し、アプルス・イディアダ、テクナリア・リサーチ&イノベーション(スペイン)、アーヘン自動車工学研究所(独)、スウェーデン国立研究所(SP)、ボルボテクノロジー(スウェーデン)が参加する。

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