仏自動車部品大手のフォルシアが7月24日発表した2012年中間決算の総売上高は87億6,500万ユーロとなり、前年同期比で7.5％（調整済みプロフォーマ・ベースでは3.8％）増加した。北米、アジアなど欧州域外の事業がけん引した。一方、欧州事業の不調が響き営業利益は11％減の3億3,000万ユーロに、最終利益も35％減の1億2,000万ユーロに落ち込んだ。製品の売上高は6.6％増の67億5,300万ユーロだった。
\地域別の製品売上高は、北米が16億9,430万ユーロ（38.5％増）、アジアが6億5,070万ユーロ（28.2％増）と好調だった一方、主力の欧州は4.6％減の39億9,530万ユーロに後退。南米は3億1,680万ユーロで前年同期並み、その他の地域は0.2％減の9,590万ユーロと苦戦した。
\事業別の製品売上高では、自動車シート部門が25億5,810万ユーロ（4.4％増）、内装システム部門が17億3,370万ユーロ（9.5％増）、エギゾースト・システム部門が16億5,980万ユーロ（14％増）と増収を確保したものの、エクステリア部品部門は8億130万ユーロ（4.9％減）にっとどまった。
\フォルシアは欧州事業の低迷を受け、12年通期の総売上高見通しを「163億～167億ユーロ」から「170億～174億ユーロ」に引き上げる一方、営業利益を「6億1,000万～6億7,000万ユーロ」から「5億6,000万～6億1,000万ユーロ」に下方修正した。
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