スウェーデンのベアリング(軸受)大手SKFは8日、商用車大手ボルボ・バスにドアの開閉をスムーズにするドア用アクチュエーター・システム「SKFバスドア・アクチュエーター」を供給すると発表した。ボルボ・バスと共同で開発したこのシステムは、空気圧による開閉システムより80~90%エネルギーが少なくて済み、燃費を2%向上させ、年間1.9トンの二酸化炭素節減効果があるという。ボルボ・バスは、ハイブリッド・バス「7900ハイブリッド」にこのシステムを導入する。
\SKFバスドア・アクチュエーターはSKFのエーテボリ工場で生産され、2013年第1四半期から出荷を開始する。ボルボ・バスのJobson環境ディレクターはSKFバスドア・アクチュエーターについて、「このソリューションは我が社の車両の環境負荷をライフサイクルを通して大幅に改善する。その燃料節減効果は、バスの重量を500~700キログラム削減するのに相当する」と語っている。
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