独小型電池大手のファルタ・マイクロバッテリーは、今後の事業拡大に向けてファルタ・ホールディングを設立し、3事業をそれぞれ子会社化する。また、25日には、本社のあるエルヴァンゲンに建設していた新工場を開設した。
\ホールディング会社の傘下には、補聴器などに使用する小型電池を製造する中核事業のファルタ・マイクロバッテリー、太陽光発電設備などと組み合わせて使用する家庭用蓄電池を製造するファルタ・ストレージ、電気自動車用のリチウムイオン電池を開発するため2009年に独自動車大手のフォルクスワーゲン（VW）と設立した合弁会社の3社を配置する。
\エルヴァンゲンに建設した新工場では中核事業であるファルタ・マイクロバッテリーの小型電池を製造する。人口の高齢化を背景に補聴器向けのバッテリー需要は増えているという。
\独経済紙『ハンデルスブラット』によると、ファルタの売上高は現在、約1億5,000万ユーロ。遅くとも2013年に2億ユーロの達成を目指している。
\ファルタは現在、スイスの産業グループ、モンタナ・テク・コンポーネンツ（Montana Tech Components）の子会社となっている。
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