仏自動車部品大手ヴァレオは18日、2012年7-9月期の連結売上高が28億4,200万ユーロとなり、前年同期から7％増加したと発表した。欧州での販売が低迷したものの、アジアなどの新興諸国が好調で増収を確保した。
\売上高の内訳は、OEM（相手先ブランドによる生産）が前年同期比6％増の23億9,300万ユーロ、アフターマーケットが6％増の3億5.700万ユーロ、その他44％増の9,200万ユーロだった。OEMの地域別売上高は、欧州が3％減の11億5,900万ユーロ、アジアが4％増の6億4,600万ユーロ、北米が13％増の4億3,400万ユーロ、南米が8％減の1億5,400万ユーロだった。
\部門別の売上高は、コンフォート＆ドライビングアシスタンスシステム部門が9％増の6億1,600万ユーロ、パワートレインシステム部門が5％増の7億8,300万ユーロ、サーマルシステム部門が4％増の8億800万ユーロ、ビジビリティシステム部門が10％増の6億5,600万ユーロだった。
\12年通期については、自動車生産が欧州で前年から6～7％減少するものの、世界全体では5～6％増加すると予想。通期の営業利益は前年並みを確保できるとの見通しを維持した。
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