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2012/12/7

一般・技術・その他 (旧)

独シクスト、過激な広告が話題に

この記事の要約

独レンタカー最大手のシクストが放映しているCMが自虐的だしてと話題になっている。1996年に「あんたって最低と思うわ」でヒットした女性ボーカルグループ・ティクタクトゥーの元メンバーが登場し、「シクストって最低と思うわ」の […]

独レンタカー最大手のシクストが放映しているCMが自虐的だしてと話題になっている。1996年に「あんたって最低と思うわ」でヒットした女性ボーカルグループ・ティクタクトゥーの元メンバーが登場し、「シクストって最低と思うわ」の替え歌を延々と歌う。同広告を制作した広告代理店ユング・フォン・マットによると、自虐的な広告は視聴者の目を引く戦略という。11月29日付『ハンデルスブラット』が報じた。

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シクストは挑発的な広告でも有名で、これまでも政治、社会的にアクチュアルな話題をとりいれたCMを放映したことがる。ギリシャが財務問題からユーロ離脱の危機が取りざた今年の夏には、「ギリシャの皆さん、シクストはドラクマでもお支払いができるようになりました」とするCMや、ドイツのウラ・シュミット元連邦保健相が休暇先のアリカンテ(スペイン)で公用車を盗まれた際には、「アリカンテにもシクストはあるのに」のコピーをつけたCMを流した。

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今回放映されているCMでは、ティクタクトゥーの3人(1人は出演を拒否したため、似た人で代用)が競合のブランドカラーである緑(ユーロップカー)、黄色(ハーツ)、赤(エイビス)のシャツを着て登場しており、競合を同時に挑発する内容にもなっている。これに対し独レンタカー2位ユーロップカーの担当者は「我々はシクストを最低なんて思っていないが、良くできた広告だと思う。クリエイティブな広告は業界全体にとってもプラスになる」とコメントした。

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