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2012/12/14

企業情報 - 自動車メーカー

VW、ロシアのエンジン工場を着工

この記事の要約

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は11日、ロシアのカルーガに建設するエンジン工場の定礎式を行った。同工場の生産能力は年15万基で、2015年に操業を開始する予定。定礎式にはドミートリー・メドヴェージェフ首相も出席 […]

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は11日、ロシアのカルーガに建設するエンジン工場の定礎式を行った。同工場の生産能力は年15万基で、2015年に操業を開始する予定。定礎式にはドミートリー・メドヴェージェフ首相も出席した。

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新工場はカルーガにあるVWの自動車工場近くに建設する。1.6リットルのガソリンエンジンシリーズ「EA211」を生産し、VWのカルーガ工場のほか、ロシア自動車大手のGAZのニージニーノブゴロド工場にも供給する。GAZはVWブランドとVWのチェコ子会社であるシュコダのモデルを同工場で受託生産している。エンジン工場の建設については、VWのヴィンターコルン社長とカルーガ州のアナトリー・アルタモーノフ知事が8月28日、モスクワで契約に署名した。

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VWは先頃、今後3年間で8億4,000万ユーロをロシアに投資する計画を発表したばかり。うち約2億5,000万ユーロをエンジン工場の建設に投資する。

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VWは2007年11月からカルーガ工場でロシア市場向けの車両を生産している。現在は、VWの「ティグアン」と「ポロ」、シュコダの「オクタビア」と「ファビア」の計4モデルを生産している。今月6日には、GAZがニージニーノブゴロド工場でシュコダ「イエティ」の受託生産(CKD:完全ノックダウン生産)を開始している。

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