スイスの老舗アルミホイールメーカーであるロナールは、製品ライフサイクル管理ソフト大手のシーメンスPLMソフトウェアからハイエンド3次元CAD(コンピュータ支援設計)/CAM(コンピュータ支援製造)ソリューション「NX」を導入することを決めた。主に工具開発・製造工程に投入し、生産効率を高めてコストを削減するとともに、製品開発サイクル全体のリスクを低減する。シーメンスPLMが11月28日、明らかにした。
\ロナールは乗用車・商用車向けの軽金属ホイールやホイールリムを開発・製造しており、「ロナール」「スピードライン・コース」「スピードライン・トラック」の3ブランドを展開する。スイスのほかドイツ、フランス、ポーランド、台湾、米国など11カ国に営業拠点を持つ。製造・開発拠点はスイスのヘルキンゲンとポルトガルのカンタニエデにある。顧客にはマツダ、フォード、BMWなど主要な自動車メーカーが名を連ねる。
\シーメンスPLMは1年をかけてシステムを導入し、段階的に新システムに移行する。2016年までに移行を完了するとしている。
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