独自動車大手のダイムラーは17日、中国の販売会社を1社に統括すると発表した。従来はメルセデスベンツブランドの乗用車を輸入車と現地生産車に分けて2社で販売していたが、今後は新たに設立した北京メルセデスベンツ・セールス・サービスの1社に統括する。
\新会社は中国の提携先である北京汽車工業(BAIC)と折半出資で設立する合弁会社。ダイムラーのディーター・ツェッチェ社長は、「中国は当社の成長戦略『メルセデスベンツ2020』の中核を成す」と述べ、新たな販社の設立により販売の競争力を強化し、長期的かつ持続的な成長を目指す意向を示した。
\ダイムラーはこのほか、新たに中国担当取締役を設け、取締役を計8人に増やした。最初の中国担当取締役には12月13日付けでウベルトゥス・トロスカ氏が就任した。
\ダイムラーは中国の乗用車販売を2015年までに30万台に引き上げる目標を掲げており、うち約3分の2を現地生産する計画。
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