独自動車部品大手のボシュは18日、ロシアのサマーラに自動車機器テクノロジー部門の新工場を建設する計画を発表した。シャーシシステムコントロール、スターターモーター&オルタネーター、ディーゼルシステムの3事業を置く計画で、主に現地顧客に自動車部品を供給する。
\新工場には2015年までに約4,000万ユーロを投資する。総面積は約1万5,000平方メートルで、生産、管理、物流棟のほか、エネルギー・メディア関連施設も整備する。2013年第1四半期に建設を開始する計画で、従業員数は2017年末までに500人を超えると見込んでいる。
\新工場の建設は国際事業を強化する戦略の一環。ボッシュにとってロシアは重要な成長市場の一つとなっている。この好機を生かしてロシア事業を拡大するとともに、中東欧におけるプレゼンスをさらに強化する。
\ \■ エンゲリスに新たなボイラー工場を建設
\ \ボッシュは12月7日、ロシアのエンゲリスにある既存拠点にサーモテクノロジー事業の新たな生産棟を増設する計画を発表した。産業用ボイラーや壁に設置するタイプのボイラーを生産する。投資規模は2,100万ユーロで、2016年までに従業員を約170人増やす計画。
\エンゲリスには、自動車のアフターマーケット、ガソリンシステム、ディーゼルシステム、電動工具事業を置いている。
\ロシアではさらに、1億ユーロを投資してモスクワに建設している新社屋が2013年下半期に完成する予定。
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