米自動車大手のゼネラルモーターズ(GM) は12月21日、フランスのストラスブールにある変速機工場をベルギーの投資会社パンチ・メタルズ・インターナショナルに売却することで合意したと発表した。同工場では、独自動車部品大手ZFフリードリヒスハーフェンの8段式自動変速機をライセンス生産している。GM、パンチ、ZFの3社は同工場の今後について、現在の従業員を保持するとともに、ライセンス生産も継続することで合意した。ZFはストラスブール工場から約100キロメートル離れたドイツのザールブリュッケン工場で8速自動変速機を生産している。同工場では生産能力が上限に達していることから、ストラスブール工場でのライセンス生産の継続に歓迎の意を示している。今後も同工場で生産する8速自動変速機の部品はザールブリュッケン工場から供給する。
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