独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは18日、中国の北京公共交通社(BPTC)から低床式都市バスに搭載するアクスルシステムを受注したと発表した。約2,200台分のシステムを年内に供給する。バスは1台で複数の車軸を使うため、ZFが納入するアクスルシステムは5,000セットを超える計算だ。
\ZFが開発したアクスルシステムでは、バスの床面地表高を最大350ミリメートル下げることができる。これによって段差でつまずく・転ぶなど乗降時の事故を減らすことができるほか、乗客が迅速に乗降できるためバス停における停車時間が短くなり、運行効率が大幅に向上する。ZFによると、当該システムを採用した場合、停留所での停車時間は平均16秒となり、従来のバスの半分に短縮するという。
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