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2013/2/15

総合 – 自動車産業ニュース

ロンドン市長、超低エミッションゾーンを計画

この記事の要約

ロンドンのボリス・ジョンソン市長は13日、同市中心部に超低エミッションゾーンを設置する計画を発表した。日中の就業時間帯のみ同地区への進入を低エミッション車やゼロエミッション車に限定するもので2020年からの導入を検討して […]

ロンドンのボリス・ジョンソン市長は13日、同市中心部に超低エミッションゾーンを設置する計画を発表した。日中の就業時間帯のみ同地区への進入を低エミッション車やゼロエミッション車に限定するもので2020年からの導入を検討している。

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大気の質を改善するとともにゼロエミッション車や低エミッション車の普及を促進する狙い。ロンドン交通局(TfL)が現在、公聴会の準備を進めている。超低エミッションゾーンの導入は世界の大都市でも初めての試みになるという。

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ジョンソン市長はこのほか、2015年に導入する計画の低エミッションゾーン・フェーズ5についても明らかにした。主に、ロンドン交通局(TfL)が運行するバスを刷新する内容となっている。

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具体的には、◇今後3年間でハイブリッドバスを600台導入する計画に加え、さらにハブリッドバス600台を追加投入し、2016年までにロンドンを走行するハイブリッドバスを1,600台以上にする◇欧州連合(EU)の排ガス基準「ユーロ3」のバス約900台を引退させ、「ユーロ4」以上の基準を満たすバスのみとする◇建設現場から排出される窒素酸化物(NOx)を削減するため、建機にも新たに低エミッションゾーン規制を導入する◇ゼロエミッションタクシーを導入する◇一般家庭、学校、公共機関における省エネ対策を強化する――などが盛り込まれた。

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ジョンソン市長はこのほか、大気汚染対策費として今後10年間で2,000万ポンドの予算を確保し、うち200万ポンドを年内に投資することも明らかにした。

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