自動車向け内装品・シート製造大手の独グラマーが19日発表した2012年通期決算(速報値)の売上高は前年比4%増の11億4,000万ユーロとなり、過去最高を更新した。営業利益(EBITベース)は、新製品の生産開始にともなう投資コストやブラジル市場の冷え込みが響き、前年を若干下回る4,700万ユーロにとどまった。10‐12月期(第4四半期)の売上高は2億8,100万ユーロとなり、前年同期(2億8,310万ユーロ)の水準に回復した。営業利益は前年同期(1,340万ユーロ)を若干下回る1,300万ユーロにとどまったものの、12年の4半期決算では最も大きかった。部門別売上高では、主力の自動車部門が5%増の7億1,000万ユーロ、シートシステム部門は2%増の4億4,800万ユーロだった。純利益や当期見通しなどは3月27日に発表する予定という。
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