独自動車大手のダイムラーは2月22日、インドのバンガロール(ホワイトフィールド地区)に建設していた研究開発(R&D)拠点「メルセデス・ベンツ・リサーチ・アンド・デベロップメント・インディア(MBRDI)」の新社屋を開設した。従業員数は1,200人で、ダイムラーが国外に持つ研究拠点としては最大規模であるという。新社屋の建設は同社の成長戦略「メルセデス・ベンツ2020」の一環で、今後はドイツの研究拠点との国際的な連携を強化し、競争力を高めていく。
\同社のトーマス・ウェーバー開発担当取締役が現地メディアに明らかにしたところによると、ダイムラーはMBRDIの従業員数を2015年までに約2,000人に増やす計画。インド市場は潜在的成長性が高く、MBRDIを通して同市場のプレゼンスや顧客ニーズに合った研究開発を強化していく方針としている。現地メディアの報道によると、MBRDIは現在、バンガロールに1,060人、プネーの小規模拠点には140人が勤務している。
\MBRDIは1996年の設立で、現在はコンピューター支援設計、シミュレーション(コンピューター援用エンジニアリング)、電機電子(EE)、情報技術の分野でダイムラーグループ全体に関わる研究開発拠点として重要な役割を担っている。
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