欧州自動車産業情報、メーカーの動向、最新技術の情報を配信

2013/3/8

総合 – 自動車産業ニュース

ドイツ乗用車新車登録、2月は10.5%減

この記事の要約

ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した2013年2月の乗用車新車登録は20万683台となり、前年同月に比べ10.5%減少した。法人向けは全体の66.1%を占めた。\ セグメント別の登録台数は、ミニ(VW「Up」など)が […]

ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した2013年2月の乗用車新車登録は20万683台となり、前年同月に比べ10.5%減少した。法人向けは全体の66.1%を占めた。

\

セグメント別の登録台数は、ミニ(VW「Up」など)が20.6%増、ミニバン(メルセデス・ベンツ「Bクラス」など)が2.4%増、上級クラス(メルセデス・ベンツ「CLSクラス」など)は13.0%増だった一方、減少幅が大きかったのは、小型車(VW「ポロ」など)、上級中型車(BMW「5シリーズ」など)、大型バン(VW「トゥーラン」など)、ユーティリティーズ(VW「トランスポーター」「カラベル」など)で前年同月を20%以上下回った。

\

ブランド別では、最大手のフォルクスワーゲン(VW)が前年同月比14.6%減となるなどほとんどのドイツブランドが前年実績を下回った。国外ブランドで首位のシュコダも10.0%減少した。

\

ドイツ勢ではスマート(1.2%増)とMINI(5.9%増)がプラス成長を確保した。日本勢では、トヨタ(14.3%増)、ホンダ(6.3%増)、マツダ(6.1%増)が前年実績を上回った。

\

\

■ 日産「キャシュカイ」、SUVで首位に

\

\

KBAによると、2月のセグメント別の登録台数では、SUVで日産「キャシュカイ」が1,913台で首位となった。2位はBMW「X1」だった。

\

\

■ VDA、下半期の回復基調を予想

\

\

独自動車工業会(VDA)によると、2月の乗用車輸出台数は35万8,200台と前年同月に比べ10%減少した。欧州市場の低迷を受けて欧州域内向けの輸出が減少したことが響いた。国内生産も8%減の46万6,100台に低迷した。

\

ただし、VDAは2012年の初夏ごろから景気見通しが悪化した背景があると指摘。前年比の変動率は前半で減少傾向が続く見通しだが、下半期には回復基調になるとの見通しを示している。VDAは通期の乗用車新車登録で約300万台を確保できるとしている。

\
一般・技術・その他 (旧)
COMPANY |
CATEGORY |
KEYWORDS |