英自動車工業会(SMMT)が5日発表した2013年3月の新車登録台数は39万4,806台と、前年同月から5.9%増加した。新車登録はこれで13カ月連続のプラスとなり、政府の新車買い替え支援策で登録台数が伸びた2010年以来の高水準に達した。SMMTは、3月にナンバープレートの切り替えが行われたことが、登録台数の増加に貢献したと説明している。
\3月の車種別登録台数は、フォード「フィエスタ」が2万2,748台で首位となり、以下、オペル「コルサ」(1万6,169台)、フォード「フォーカス」(1万5,434台)、フォルクスワーゲン「ゴルフ」(9,978台)、オペル「アストラ」(9,559台)が上位を占めた。燃料タイプ別で見ると、ディーゼル車が前年同月比3.2%増の18万7,239台、ガソリン車が8.7%増の20万2,249台、代替燃料車が1.9%減の5,318台だった。顧客のカテゴリー別では、個人が前年同月比7.8%増の20万4,299台、小口法人は5.5%増の1万8,779台、大口法人は3.7%増の17万1,728台だった。
\SMMTのマイク・ボーントン暫定会長は「景気に対する懸念が消えていないにもかかわらず自動車販売が伸びているのは、新モデルと最新のテクノロジーを駆使した製品の投入で消費者の関心が高まっていることを示すものだ」と分析している。
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