スウェーデンのボルボ・カー・グループは8日、フィードバックループ噴射制御システム「i-ART」を搭載した燃料効率に優れた新型4気筒エンジンファミリー「ボルボ・エンジン・アーキテクチャー(VEA)」を今秋に発売すると発表した。
\i-ARTにはインジェクタのレールとの接続点部に圧力センサーが組み込まれており、この圧力センサーで検出した圧力を使ってディーゼルエンジンの電子制御ユニット(ECU)が算出した値を基に最適な燃料噴射を行う。ボルボでは、i-ARTテクノロジーと最高2,500バールという高い噴射圧によって、エンジンの大幅な燃費改善と二酸化炭素(CO2)排出量の削減、性能の向上が実現するとしている。なお、VEAの発売にあわせて8速オートマチック・ギアボックスが導入される予定だ。
\新型エンジンはすべてスウェーデンのシュブデにあるエンジン工場で生産される。
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