独自動車部品大手のコンティネンタルは10日、ブラジルのヴァールゼア・パウリスタ工場でアンチロックブレーキシステム(ABS)の生産を開始したと発表した。現地生産によりABSの需要拡大に対応する。
\ブラジルでは自動車市場の成長が見込まれているほか、2014年から新車にABSの装着が義務付けられるため、ABSの需要が高まっている。
\ヴァールゼア・パウリスタ工場ではこれまで、油圧ブレーキシステムのみを生産していた。コンティネンタルは約1,000万ユーロを投資して既存のABS生産ラインを同工場に移管。昨年年11月からABSの生産を開始したという。今年上半期には2交代制を導入し、下半期には3交代制とする計画。これに伴い従業員80人を新たに採用したという。同工場は年間で最大120ユニットのABSを生産する能力を持つ。
\ABSに用いられるタイヤホイールセンサー(回転センサー)はサウト市にある工場で生産しヴァールゼア・パウリスタ工場に供給している。
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