欧州2位の半導体メーカーである蘭NXPセミコンダクターズと車載安全アプリケーション向け無線通信を手がける豪コーダ・ワイヤレス(Cohda Wireless)は4日、車車間通信のためのコンソーシアム「Car2Car Communication Consortium(C2C-CC)」に関する覚書に調印したと発表した。欧州における車々間、車と道路などの交通インフラとの間の無線通信に関して、技術面での調和・調整、開発技術の実用化などを目指す。
\C2C-CCは、車両間のコミュニケーションや車両とインフラ間のコミュニケーションを行う際の欧州共通の業界標準を開発することを目的に、欧州の大手自動車メーカーおよびサプライヤーによって設立されたもので、現在は12社が参加している。NXPセミコンダクターズとコーダ・ワイヤレスは、C2C-CCに参加する最初の自動車エレクトロニクスのサプライヤーとなる。
\両社はまた、高度道路交通システム(ITS)に対応した車載ユニット、路側ユニット向けセキュリティ・ソリューション、自動車と外部システムの無線通信(C2X)のためのテクノロジー・ブランド「RoadLINK」を発表した。現在は自動車向けモジュールの開発を進めているところで、2015年の投入を目指している。
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