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2013/4/12

企業情報 - 部品メーカー

独コンティネンタル、ロシアに新工場

この記事の要約

独自動車部品大手のコンティネンタルは4日、ロシアのカルーガで新工場の定礎式を行った。約2,000万ユーロを投資して、エンジン制御および燃料供給ユニットの新工場を建設する。今年半ばに完成し、2014年2月から生産を開始する […]

独自動車部品大手のコンティネンタルは4日、ロシアのカルーガで新工場の定礎式を行った。約2,000万ユーロを投資して、エンジン制御および燃料供給ユニットの新工場を建設する。今年半ばに完成し、2014年2月から生産を開始する予定。2016年までに約100人を新たに雇用する計画を示している。

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コンティネンタルは、ロシアの自動車市場は世界でも急速に伸びていることに加え、排ガス規制の強化を受けて、同国では手頃な価格で高性能な燃料噴射システムの需要が今後大幅に高まると見込んでいる。世界の大手自動車メーカーが高い輸入関税を回避するため、現地生産を強化していることも新工場を建設する背景にある。同社によると、新工場の近辺にはフォルクスワーゲン(VW)やボルボ・トラックス、PSAプジョー・シトロエンの工場がある。

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カルーガではすでにコンティネンタル・グループの従業員約400人が勤務している。うち自動車部門は230人以上という。

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コンティネンタルは2011年夏にカルーガ州政府と大型投資について合意しており、新工場の建設は同合意の一環として位置付けられる。同社はこのほか、タイヤ部門(ラバー・グループ)が2億4,000万ユーロを投資して新工場を建設しており、今年末に操業を開始する予定。同工場では当初、年100万本のタイヤを生産する計画で、従業員数は現在の200人から400人増えて600人となる予定。また、ゴム・プラスチック部品子会社のコンチテックは1,000万ユーロを投資して空調システムとパワーステアリングユニットを製造する工場を建設中。今年末に生産を開始し、従業員数は2015年までに160人を新たに雇用する予定。

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