米自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)の独子会社オペルの監査役会は17日、ドイツのボーフム工場を2014年末で閉鎖すると決定した。同工場で生産する「ザフィーラ」の移管先は未定としている。
\オペルはドイツの金属労組IGメタルと共同でまとめた経営再建計画の中で、賃金条件で譲歩する代わりに2016年末までザフィーラの生産を継続するよう提案していたが、ボーフム工場の従業員総会は3月、雇用の確保が確証されていないとして同提案を否決していた。
\現行の労組契約は2014年末まで「ザフィーラ・ツアラー」の生産を維持し、経営上の理由による解雇を実施しないことが約束されていた。独経済紙『ハンデルスブラット』によると、同工場の従業員約3,200人のうち、2015年以降は配送センターに約420人が残るのみとなる。
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