独開発サービス会社のMBtech（ジンデルフィンゲン）は15日、本社機能をベーブリンゲン市のフルークフェルト地区に移転・統合すると発表した。ジンデルフィンゲンとのその周辺地域に分散している拠点を一カ所に集約して業務効率を向上させるとともに、独自の拠点を構えることで主要顧客である元親会社のダイムラーからの独立をアピールする考えだ。
\フルークフェルト地区はベーブリンゲンとジンデルフィンゲンの両市にまたがる場所にあり、現在約80ヘクタールの商業施設、オフィス、住宅などの不動産開発が進められている。MBTechは同産業団地の第42ブロックに総床面積1万平方メートルの生産・技術・実験棟と2万1,000平方メートルの事務棟を建設し、2015年末までに移転する計画。ダイムラーのジンデルフィンゲン工場とは高速道路を挟んですぐ反対側にあり、容易に往来できるようになり業務効率が向上するメリットもある。
\MBtechは自動車大手ダイムラーの元子会社で、11年に仏技術サービス大手のAKKAテクノロジーズが資本の65％を取得した。ダイムラーも資本の35％を保有しており、少数出資者として影響力を持っている。
\
