米自動車部品大手のボルグワーナーは15日、英国のブラッドフォード工場に乗用車向けターボチャージャーの新たな生産ラインを導入するとともに、エンジニアリングセンターを建設すると発表した。また、近くにあるハダーズフィールド大学との協力関係を強化し、ターボチャージャー技術に関する修士号を取得できる講座を開設することも明らかにした。
\新たに導入する生産ラインでは、英高級車メーカー、ジャガー・ランドローバー(JLR)がウルバーハンプトン工場で生産する新型エンジンシリーズ向けのターボチャージャーを生産する。JLRは2015年にターボチャージャーを搭載した新たな4気筒ガソリンおよびディーゼルエンジン車を発売する予定。ボルグワーナーのブラッドフォード工場ではこれまで約35年間、商用車用エンジン向けのターボチャージャーを生産してきた。
\新たなエンジニアリングセンターでは、応用エンジニアリングや設計、シミュレーション、試験・検証を実施するほか、冶金技術の研究設備もある。
\また、ハダーズフィールド大学とは2011年から協力関係にあり、ターボチャージャーのハウジング材料の改良などで共同研究してきた。
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