独化学大手BASFは10日、米バイオベンチャーのジェノマティカが特許を持つ製造技術を用いて再生可能原料ベースの1,4-ブタンジオール(BDO)を生産する計画を発表した。ジェノマティカとライセンス契約を結び、糖を原料としたBDOのトライアル用サンプルを2013年下期にも供給する。
\BDOおよびその誘導体は、プラスチック、溶剤、電子材料化学品および弾性繊維の製造に広く使用される。BASFは天然ガスやブタンなどを用いたBDOをドイツ、米国、日本、マレーシア、中国で生産し、合計年産能力53万5,000トンを持つ。中国では先ごろ、年産能力10万トンのBDO生産設備を新設する計画を発表している。
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