独研究チーム、音響分析用バーチャルダミーヘッドを開発

ドイツのヤーデ高等専門学校聴覚学研究所(IHA)はこのほど、音響を分析するためのバーチャ―ルダミーヘッドを開発した。24個の小型マイクロフォンをプレートの上に配置したもので、自動車の音響や騒音の分析などに活用できる。これまでも人間の頭の形をし、耳の部分にマイクロフォンを埋め込んだダミーヘッドは開発されているが、音の聴こえ方は背の高さやメガネをかけているかどうかなどで変化し、細かな違いに対応することは難しかった。今回開発したバーチャルダミーヘッドは、被験者に音響試験を受けてもらい、そのデータを基にマイクロフォンの配置を替えるシステムのため、様々なタイプの人の音響試験を実施したり、比較することが容易になるという。

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