米フォード・モーターは、フランス南部ボルドー近郊のブランクフォールにあるトランスミッション工場の操業継続に必要な投資を地元自治体と共同で負担することで合意したことを受け、同工場の従業員1,000人の雇用を維持する方針を示した。ロイター通信が24日報じた。
\合意によると、5年間の雇用継続を条件に欧州向けコンパクトカー用次世代トランスミッションの生産にフォードが1億2,500万ユーロ、地元自治体が1,250万ユーロをそれぞれ投資する。
\ブランクフォール工場は現在、約1,200人を雇用しているが、実際に稼働しているのは300人のみ。かつては米国向けフォード車の部品を生産し、1970年代のピーク時には3,000人を雇用していた同工場だが、部品を供給していた車種の生産打ち切りに伴い生産が減少している。フォードは09年に独投資会社HZホールディングに同工場を売却したものの、11年に買い戻した。
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