スウェーデンの金属加工メーカーであるフィンヴェデン・ブルテンは5月29日、ダイカスト部品の生産事業を再編すると発表した。スウェーデン工場の生産をアルミニウムダイカスト部品に絞り、マグネシウムダイカスト部品をポーランド工場に集約する。再編は2013年に完了する見通しで、今回の措置により従業員約50人が影響を受ける。スウェーデン工場は売却する方針。
\ダイカスト部品事業の利益率改善に向けた措置で、2014年から2,000万スウェーデンクローネの利益改善を見込んでいる。自動車業界では軽量部品への関心が高まっており、マグネシウム部品は引き続き大きな需要が見込めると判断した。事業再編により組織構造をスリム化し、競争力を高めるのが狙い。
\フィンヴェデン・ブルテン(従業員数:約1,800人)は、留め具を生産するブルテン部門とダイカスト部品の生産など金属成形を事業とするフィンヴェデン・メタル・ストラクチャーズ部門の2部門で構成されており、主に自動車業界に製品を納めている。2012年の売上高は29億6,200万クローネだった。
\(1SEK=15.37JPY)
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