伊トラック・農機大手のフィアット・インダストリアル は21日、米同業CNHとの合併に伴い、税務上の登録地をイタリアから英国に移すと発表した。法人税率が低い英国での納税により税負担を軽減するのが狙い。フィアット・インダストリアルによると、同社はイタリアで昨年、36%の実効税率をかけられ、5億3,600万ユーロを納税した。これに対して英国では法人税率の引き下げが進んでおり、2007年に30%だった税率は23.25%まで低下。2015年には20%まで下がることになっている。同社は昨年、88%を出資するCNHの残る株式を取得し、合併することで合意していた。今年9月末までの合併手続き完了を目指している。
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2013/5/31
欧州自動車短信
Fiat Industiral
この記事の要約
伊トラック・農機大手のフィアット・インダストリアル は21日、米同業CNHとの合併に伴い、税務上の登録地をイタリアから英国に移すと発表した。法人税率が低い英国での納税により税負担を軽減するのが狙い。フィアット・インダスト […]