ルノーは5月23日、フランス国立科学技術センター(CNRS)との間で共同研究に関する新包括協定を結んだと発表した。協定の有効期間は4年間で、新たにニューロサイエンス、バーチャルリアリティ、エルゴノミクス、新素材および触媒が共同研究の対象に加わる。
\ルノーとCNRSは数十年にわたって協力関係にあり、1993年から数回、包括協定を結んでいる。両者は昨今の研究環境や科学的戦略の変化によっては既存の包括協定の内容を見直す必要があると判断。1年におよぶ協議の末、新たな包括協定の締結に至った。
\ルノーとCNRSはエンジニアリング、システム、素材疲労、熱工学、空力音響の分野で協力を進めており、2010年以降、およそ100件の契約を結んでいる。ルノーは声明で、「フランスを代表する公的研究機関であるCNRSとの戦略的パートナーシップは、新たなモビリティ・ソリューションの開発を後押しする」と述べた。
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