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2013/6/7

総合 – 自動車産業ニュース

アルゼンチン・インドネシア産のバイオ軽油、欧州委が反ダンピング措置

この記事の要約

欧州連合(EU)の欧州委員会は5月28日、アルゼンチン、インドネシア産のバイオディーゼル燃料に対する暫定的な反ダンピング(不当廉売)措置を発動すると発表した。29日からアルゼンチン産に6.8~10.6%、インドネシア産に […]

欧州連合(EU)の欧州委員会は5月28日、アルゼンチン、インドネシア産のバイオディーゼル燃料に対する暫定的な反ダンピング(不当廉売)措置を発動すると発表した。29日からアルゼンチン産に6.8~10.6%、インドネシア産に最大9.6%の反ダンピング関税を課す。

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欧州のバイオ燃料生産者の6割が加盟する「欧州バイオディーゼル委員会(EBB)」は昨年7月、アルゼンチン、インドネシアのバイオディーゼル・メーカーが不当な廉価で欧州連合(EU)に輸出し、域内業者に大きな打撃を与えているとして、欧州委に調査を要請。これを受けて欧州委は8月に反ダンピング調査を開始していた。

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欧州委は調査を終えていないが、現時点でダンピングが確認されたとして、期間6カ月の暫定的な反ダンピング措置の発動を決めた。11月末までに調査を完了し、最長5年の本格的な反ダンピング措置に切り替えるかどうかを決めることになる。

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EUバイオディーゼル市場に占めるアルゼンチン、インドネシア産の割合は2011年時点で22%。EUが輸入するバイオディーゼルの90%を両国産が占めている。

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EUは米国産のバイオディーゼルについても、米政府の補助金を後ろ盾にダンピング輸出していると認定し、2009年から反補助金関税(相殺関税)と反ダンピング関税を課している。

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