独パーダボルン大大学は5月24日、軽量構造材料・ハイブリッドシステム研究所(ILH)の開所式を行った。ILHは金属や樹脂、繊維強化樹脂などを一体化した新たな軽量複合材を開発するとともに、低コストを実現する量産化技術の確立などに取り組む。
\新研究所では超軽量素材の研究・開発にとどまらず、剥離や亀裂、経年劣化に伴う損傷の修復技術や廃棄物処理など、製品のライフサイクル全体を視野に入れた研究活動も行っていくという。実現には学際的な協力が必要となるため、ILHでは自然科学や工学など異なる分野の専門家が参加する22の研究グループを設置することにしている。
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