独自動車部品大手ZFフリードリヒスハーフェンのアフターサービス子会社(ZFサービシズ)のアロイス・ルートヴィヒ社長は6月25日、今年の成長見通しについて「売上高で5%の成長」とする当初見通しを堅持した。欧州で苦戦しているものの、米国、アジアなど欧州以外の市場の成長で十分相殺できるとしている。
\ルートヴィヒ社長は、足元の欧州では南欧諸国の債務危機による景気低迷が足を引っ張り、大きな成長は見込めないとしたうえで、収益を確保するために欧州域外の事業を強化する必要があると指摘した。同社の国外売上比率は現在約40%だが、これを2025年までに60~65%に引き上げる意向を示している。
\同社が25日に発表した2012年通期決算の売上高は前期比8.7%増の16億ユーロに拡大した。
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