日本特殊陶業(NGK)は6月25日、ロシアのモスクワに販社「NGKスパークプラグユーラシア」を設立したと発表した。同国の新車市場の拡大による保有台数の増加を受けて、スパークプラグや酸素センサなどの補修需要も増加すると見込んでいる。今後の販売拡大に向けて販社を新たに設立し、製品の供給体制を整備、強化する。新会社は7月1日から営業を開始する。
\ロシアではこれまで、子会社の欧州NGKスパークプラグ(ドイツ、出資比率100%)のモスクワ駐在員事務所が情報収集やカスタマーサービスを実施してきた。
\同社によると、ロシア市場の保有台数は2005年の約2,500万台から、2012年には約3,600万台に拡大した。新車販売の80%を国外ブランドが占め、同社の製品が採用されている日本車や欧米車、韓国車も同国で新車として販売されているという。
\新会社の出資比率は日本特殊陶業が90%、欧州NGKスパークプラグが10%。事業内容は、ユーラシア市場(ロシア、ベラルーシ、カザフスタン)におけるスパークプラグ、グロープラグ、酸素センサ、プラグキャップ、プラグケーブル、切削工具、セラミック部品の販売としている。
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