欧州自動車工業会(ACEA)が6月28日発表した2013年5月の商用車新車登録統計によると、欧州連合(EU)(マルタを除く)の登録台数は7.4%減の13万5,587台に減少した。前月は営業日が多かった関係から3.6%増となったものの、再び減少に転じた。主要市場ではスペインが0.4%増と僅かに前年を上回ったが、その他は英国が4.0%減、ドイツが9.6%減、フランスが11.2%減、イタリアが16.2%減となっている。1~5月の累計は前年同期比7.5%減の68万1,337台。英国が8.0%増に伸びたものの、他の主要4カ国では前年を下回った。
\5月の登録台数をカテゴリー別に見ると、3.5トン以下の小型商用車が7.2%減の11万100台に後退。主要国では唯一、スペインが2.4%増加した。3.5トン超の中・大型トラックは8.0%減の2万3,048台。同カテゴリーではイタリアが2.6%増を確保した。16トン以上の大型トラックに限定すると、全体で6.9%減の1万7,392台となり、イタリアは3.4%増の850台だった。
\バスは9.4%減の2,439台。ドイツが0.8%の微増、イタリアは前年並みとなった一方、フランス(1.4%減)、英国(18.3%減)、スペイン(34.5%減)は前年を下回った。
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