ドイツの自動車内装部品メーカー、フェーラー(バイエルン州キッツィンゲン)は17日、国内工場のリストラ計画で金属労組IGメタルと合意した。加熱発泡プラスチック部品は今後も本社工場で生産し、同部門の従業員128人の雇用を維持する。一方、非加熱発泡プラスチック部品は当初の計画通り他の工場に移管し、当該部門の従業員は整理する。ライプチヒ工場は閉鎖するが、ヴィーゼントハイト工場はほぼこれまで通りの生産体制とする。
\フェーラーは非加熱発泡プラスチック部品(主にシートクッション)の生産を2015年までにドイツのキッツインゲンからハンガリー、チェコ、国内のブラウンシュヴァイクとヴァッカースドルフ工場に移管する方針で、実施されるとキッツインゲン工場の従業員231人が職を失うことになる。同社はこのため、受け皿会社を設立して再就職を支援するとともに、他の部署への配置転換を希望する従業員は優先的に再雇用する、としている。
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