メキシコの自動車部品大手ネマックは18日、ロシアに8,000万米ドルを投じて工場を建設すると発表した。アルミ製シリンダーヘッドとエンジンブロックを生産し、独フォルクスワーゲンのロシア工場に供給する。生産能力は年60万ユニットで、2015年の稼働開始を予定している。
\ネマックのタメズ最高経営責任者（CEO）は、「ロシアは自動車生産の成長が大きく期待されており、我が社に大きなチャンスをもたらす。さらに、フォルクスワーゲン・グループは我が社の最も重要な顧客のひとつだ」とコメントした。ロシア政府は自動車メーカーに対し、部品の現地調達率の引き上げを義務付けている。業界アナリストによると、この政策によってロシアのエンジン生産は50％拡大する見通しだという。
\ネマックはメキシコの複合企業アルファ・グループ傘下で、14カ国に34の生産拠点を展開する。昨年の売上高は約39億ドルだった。
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