英自動車部品大手GKNドライブラインは17日、中国合弁会社GKN重慶ドライブシャフト(GDC)が、重慶工場の拡張工事に着手したと発表した。
\拡張工事には4,390万米ドルを投資。2014年の完工時には工場の面積は約1万2,000平方メートルに拡大する。14年7月から等速ジョイント(CVJ)システムの生産を開始し、生産能力は年間100万ユニットとなる。
\GDCは06年8月にGKNドライブラインと中国長安汽車の合弁会社として設立された。CVJシャフトを主力製品とし、長安フォード、長安マツダ、長安スズキ、安徽江淮汽車、長城汽車、北京汽車、上汽通用五菱汽車などに供給している。
\GKNオートモーティブのスミス最高経営責任者(CEO)は、重慶が 中国南西部における自動車生産センターであり、2015年の乗用車販売台数は200万台に達する見込みとなっていると指摘。工場の拡張により、長安フォードなどの顧客に対するサービスを拡充するとともに、現地生産化で供給チェーンがより効率的となり、サービス水準の向上につながると強調した。
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