JSR (本社:東京都港区)は22日、ハンガリーの石油・ガス大手のMOLと同国に溶液重合スチレン・ブタジエンゴム(S-SBR)を生産・販売する合弁会社を設立することで合意したと発表した。年6万トンの生産能力を持つ新工場を建設し、2017年に販売を開始する計画という。出資比率はJSRが51%、MOLは49%。合弁会社設立には当局の認可が必要になる。S-SBRは低燃費タイヤの原料として使用されており、排ガス規制が強化される中、需要が今後伸びると見込んでいる。MOLはJSRにS-SBRの原料を供給する。
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