欧州自動車工業会（ACEA）が1月29日発表した2013年12月の商用車新車登録統計によると、欧州連合（EU）（マルタを除く）の12月の登録台数は16万9,744台となり、前年同月に比べ34.7％増加した。前年同月の登録が低水準であったほか、2014年1月1日から新たな排ガス規制「ユーロVI」が導入されることを見越した駆け込み需要が大幅な増加の背景にある。2013年通期（1～12月）の登録台数は前年比1.0％増の171万1,843台だった。
12月のカテゴリー別の登録台数は、3.5トン以下の小型商用車が前年同月比18.2％増の12万2,263台に拡大。3.5トン超の中・大型トラックは、新たな排ガス規制「ユーロVI」の導入を背景に124.2％増の4万3,274台と大幅に増加した。16トン以上の大型トラックに限定すると、135.9％増の3万3,573台となる。16トン以上の大型トラックの国別登録台数では、英国が最も多く、以下、ドイツ、フランス、オランダ、ポーランド、スペイン、イタリアなどの順で続いた。
バスは28.7％増の4,207台。ドイツが1,087台で最も多く、以下、フランス（749台）、英国（567台）が続いた。
