独金属成形部品メーカーのヒルシュフォーゲルは1月22日、ホイールハブを温間(セミホット)加工で生産する技術を開発したと発表した。同社はこれまで、ホイールハブを熱間加工(熱間鍛造など)で生産してきたが、セミホットでも成形できるようになったことで、製法の幅が広がるとしている。
同社によるとセミホット加工することで、結晶粒が微細化し(結晶粒度がASTM7~10)、オーステナイト化熱処理の時間が短縮できるとともに、オーステナイトを急冷することによって得られるマルテンサイトは針状の微細組織となり、きわめて硬質のハブができ上るという。