独樹脂加工メーカーのヴァイス・クンストシュトフフェアアルバイトゥングは、ハンガリーにあるジュール工場の生産能力を増強している。需要拡大に対応した措置で、昨年11月には拡張工事を終えた工場の操業を開始。2014年も機械・設備に70万ユーロを投じる。
同社は自動車や機械、エレクトロニクスなどの分野に射出成形部品を供給している。ジュール工場では拡張工事により、生産面積を2,000平方メートルから5,000平方メートルに拡大。建設投資は90万ユーロ、さらに新たな機械の導入に60万ユーロを投資した。
ジュールには2007年に進出。当初はドイツの本社で受注した製品を生産していたが、現在はハンガリー法人(ヴァイス・フンガリア)の営業部隊が受注した契約が同法人の売り上げの20%を占めているという。ヴァイス・フンガリアの2013年の売上高は650万ユーロとなり、2009年(290万ユーロ)の2倍以上に拡大。従業員数も09年の44人から約2倍の94人に増えている。