スウェーデン鉄鋼大手のSSABは1月22日、フィンランド同業ラウタルーキを買収することで合意したと発表した。統合によるコスト削減、競争力の強化が狙い。買収額は最大101億スウェーデンクローナ(11億4,000万ユーロ)に上る。
買収は株式交換方式で、SSABが新たに発行するA株0.4752株とB株1.2131株をラウタルーキ1株と交換する。買収提案はラウタルーキの取締役会のほか、同社の大株主からの支持も取り付けた。
両社の従業員は計8,700人(2013年9月時点)。SSABは買収後にスウェーデンとフィンランドで従業員900人を削減する計画だ。4年目から年14億クローナのシナジー効果を見込む。