独鉄鋼大手のティッセンクルップは18日、ブラジルのポソス・デ・カルダスの新工場の建設に着手したと発表した。投資額は4,000万ユーロで、現地顧客向けに自動車用シリンダーヘッドモジュールを年100万個以上生産する予定。15年初めの操業を目指しており、フル稼働時の従業員数は約170人となるもよう。
同社は自動車部品事業を強化しており、自動車用シリンダーヘッドモジュールの生産拠点は独ザクセン・アンハルト州の工場、中国の2工場に続き4カ所目となる。
同社のシリンダーヘッドモジュールは、これまで個別に納品していたカムシャフトやシリンダーヘッドなどを一体化したもので、エンジンの組み立て工程数を削減できるほか、従来品に比べ最大30%の軽量化を実現している。