欧州自動車工業会（ACEA）が6月27日発表した2014年5月の商用車新車登録統計によると、欧州連合（EU）（マルタを除く27カ国）における新車販売は15万1,484台となり、前年同月に比べ10.8％増加した。販売増加は9カ月連続となる。カテゴリー別では、小型商用車とバスが2ケタ増となったのに対し、中・大型トラックは販売が減少した。1～5月の累計は前年同期比9.1％増の74万6,678台だった。
5月のカテゴリー別登録台数は、3.5トン以下の小型商用車が前年同月比13.8％増の12万6,456台に拡大した。伸び幅にばらつきはあるものの、フランス（3.9％増）、イタリア（15.3％増）、ドイツ（17.3％増）、英国（18.4％増）、スペイン（45.1％増）の主要国でいずれも販売が伸びた。
3.5トン超の中・大型トラックは2万2,258台にとどまり、前年同月に比べ3.6％減少した。イタリア（3.0％減）、英国（23.8％減）、フランス（30.3％減）が低迷した一方、ドイツ（13.0％増）とスペイン（15.9％増）は好調だった。16トン以上の大型トラックも0.2％減の1万7,191台と前年同月を僅かに下回った。
バスは前年同月比12.4％増の2,770台と2ケタの伸びを示した。
