仏自動車大手PSAプジョー・シトロエン は7月11日、ナイジェリアのパン・ナイジェリアと自動車の委託生産・販売契約を締結した。パン・ナイジェリアは今年下半期から同国中北部にあるカドゥナ工場でまずはプジョー「301」の組み立てを開始する。今回の契約にはプジョーの「508」と「308」の生産も含まれている。プジョーはナイジェリアに同社の品質基準に迅速に対応できるディーラーを十数社持っており、このディーラー網を活用して今後、事業拡大を進める方針。PSAは、アフリカ最大の人口(約1億7,000万人)と経済規模(GDP:3,720億ユーロ)を有するナイジェリアは同大陸の成長のカギを握る市場になり得ると期待している。